2016年9月22日、中国の歌手で俳優のキミ・チャオ(喬任梁)の自殺により、サイバー暴力に対する世間の関心が高まり、ネットユーザーからも多くの意見が見られている。新浪が伝えた。

28歳の俳優キミ・チャオが16日、自宅で自ら命を絶ったことが明らかになり、世間を驚かせた。ここ数年、サイバー暴力などが原因でうつ状態だったことが報じられている。

キミ・チャオの死後、親交のあったタレントらを標的にした二次被害まで発生している。女優ジョー・チェン(陳喬恩)とチャオ・リーイン(趙麗穎)はそれぞれ、中国版ツイッターで悲しみを報告しなかったため、ネットユーザーからの批判コメントが殺到した。しかしそれぞれの関係者が、「あまりにショックが大きく、とても哀悼の意を示すような心理状態ではなかった」と発表。チャオ・リーイン本人は、「ネットを通じて気軽に自分の心痛を発信したくない。亡くなった方を尊重したい」と語っている。

キミ・チャオの死をきっかけに、人を追いつめるネット上での言葉の暴力について、ネットユーザーの間で関心が高まっている。「悲しみは自分の心にあるもの。人に披露する必要はないし、強要するのも間違っている」「うっぷん晴らしとしか思えない」「道徳の押し付けだ」「芸能人の立場は苦しい。発信してもしなくてもたたかれる」などといった声や、「私の生活はネットに依存しすぎているのが分かった」といった反省の声も聞かれている。

香港中文大学心理学系の張介英(ジャン・ジエイン)助教授は、芸能人に対するサイバー暴力について、何よりも批判された当事者が「考え過ぎない」のが大切だと語る。「徹底的に無視するか、あっさりとコメント欄を閉鎖してしまうこと」が、最大の解決法だと語っている。(翻訳・編集/Mathilda)