2016年10月1日、台北市で映画フォーラムに登場したアン・リー(李安)監督が、「僕は台湾人」と語って大きな拍手を浴びている。聯合報が伝えた。

最新作「ビリー・リンの永遠の一日」(原題:BILLY LYNN’S LONG HALFTIME WALK)をPRするため台湾に戻っているアン・リー監督は1日、映画フォーラムに登場。米アカデミー賞では外国語映画賞および2度の監督賞を獲得し、ハリウッドを拠点に活動するアン・リー監督だが、「自分をどこの人間だと思う?」の質問に「僕は台湾人」と即答。観客から大きな拍手を浴びた。

アン・リー監督によると、人間の本質は20歳までの経験に拠るものが大きく、さらに監督自身は23歳で渡米したため、「海外で何を吸収しようと、僕が台湾人であるという本質は変わらない」と語る。また、自分が台湾人であることを「全世界に受け入れてほしい」と話している。

最新作「ビリー・リンの永遠の一日」では、イラク戦争によって、世間から英雄として持ち上げられる19歳の青年兵の迷いや葛藤を描く。作品毎ごとに多様なテーマで観客をうならせる世界的な巨匠だが、「自分は永遠に映画専攻の学生だと思っている」と話す。この世界自体がアン・リー監督にとって、大きな学校だという。(翻訳・編集/Mathilda)