2016年9月5日、ハンドルネーム「午後曳航」を名乗る中国江蘇省無錫市の男子大学生が京都と東京の大学を見学した時の感想を文章につづった。東京では「中国とよく似ている」と感じる光景を目にしたという。

京都大学はキャンパスこそ狭いものの、門の前に掲げられた看板を見れば「普通の大学とは違う」と分かる。このようなプラカードをかなり前に中国の旅行資料で見たことはあったが、ここにまだ存在するとは―。中国では想像もできないこの看板はある意味、京都大学のシンボルとなっている。

立命館大学は金閣寺に行ったついでに寄った大学だ。何の気なしに入った建物が法学部の教室棟で、法律を学ぶ自分としては見学してみたくなった。講義の内容は中国で学ぶ内容と似ているようだ。

その後は夜行バスに乗って一路東京へ。夜行バスを選んだ理由は単純に安いからだ。新幹線なら1万3000円以上かかるが、バスなら6000円前後で済む。その上、ホテル代も節約でき、自分のような貧乏学生には格好の移動手段と言える。東京到着は朝5時すぎ。ぼんやりした頭に到着を知らせるアナウンスが流れ込んで来た。カーテンを開けるとビル屋上には「東京」の文字。この看板がなければ大阪と区別が付かなかったかもしれない。

バスを降りた後に乗り込んだ地下鉄では向かいに座っていたビジネスマンが目を閉じている姿に遭遇した。日本語で言うところの「居眠り」というやつだ。街行く人は歩調が早く、「さすが東京!」と感じ入った。東京の生活は急テンポで進み、プレッシャーだって大きいのだ。

バスの車内で数時間寝たとは言え、宿に着いた頃には眠くて仕方がなかった。フロントで午前中のチェックインは不可と告げられたため、共有スペースで休息を取ることに。「人をダメにする」と話題になったソファーの上で少し睡眠を取った後、憧れの東京大学に行ってみることにした。しかし、結果は数枚写真を撮ってキャンパスから撤退。実は眠気を覚まそうと休んだベンチで蚊の襲撃を受けたのだ。私の東大に対する感想は「蚊が手強い」。

東大は京大と違ってキャンパスが広く、赤門では見学に来たらしい小学生の一群を見かけた。赤門の前で集合写真を撮るその姿は北京大学、清華大学を訪れて記念撮影する中国の子どもたちを思い出させる。名門大学に対する尊敬という点で、中国と日本はとてもよく似ていると感じた。(翻訳・編集/野谷)