2016年9月20日、中国の元卓球女王、王楠(ワン・ナン)氏と夫で不動産王の郭斌(グオ・ビン)氏がネット上に反日的なコメントを投稿し物議を醸したが、郭氏が問題の書き込みを削除したことが再び注目を集めている。

満州事変の発端となった柳条湖事件から85年の18日、郭氏は中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「国辱を忘れてはならない」と呼び掛け、「日本へ行ったことがあるが、日本製のものは家電を含めて何も使ったことはない。日本のホテルでは水道を出しっ放しにしてやった」などと投稿した。夫の投稿に王氏は「いいね」した上で「9・18を永遠に忘れてはいけない」と書き込んだ。

この書き込みには賛否両論が聞かれ、反日的な部分がクローズアップされたが、郭氏の書き込みでは、「ただ、(水道を出しっ放しにしても)意味はない。われわれはもっと努力する必要がある」と結んでいる。書き込みを転載される際にこの部分が省かれ、メディアでも反日的な部分に注目した。

郭氏はその後、問題の書き込みを削除し、謝罪はせず「特定の分野で力をつけたいのなら、かつての幼稚な過ちを素直に認める勇気も必要」と投稿。さらに、妻の王氏も本意を曲解されたと書き込んでおり、中国メディアでは「2人は日本のホテルで水を出しっ放しにしたことは幼稚な行為であると考えており、ただその過去の幼稚な行為を歴史的な日に語っただけなのだろう」との報道も見られている。

ところが、郭氏と王氏の説明に攻撃的なコメントが集まり、郭氏の書き込みのうち、「日本へ行ったことがあるが、日本製のものは家電を含めて何も使ったことはない」の部分に対して、ネットでは、「郭氏が公開した写真では、何度も白い時計が映っており、この時計は日本ブランドであることが分かる」と非難する声も聞かれた。郭氏が日本でかつて行った行為に対しネットでは「熱血な中年」と行為を支持する声がある一方、「愛国とは関係ない」と批判的な声の方が多かった。(翻訳・編集/内山)