2016年9月20日、香港大学中文学院では、これまで授業全体の3割ほどで中国の標準語を使用していたが、今年は約5割にまで増加している。こうした変化に一部では「中文関連の授業で広東語が絶滅してしまう」と懸念する声も聞かれている。香港・明報が伝えた。

同学院の今年から来年にかけての中国の言語や文学に関連する授業は38科目あるが、うち広東語と標準語はそれぞれ17で、全体の44.7%だった。残りは広東語と標準語の両方、標準語と英語の両方を使った授業だった。

学校側は、「中国文学など、現地で講師を確保できないような分野もある。こうした場合、本土の学者を講師として招くしかない。繁体字と簡体字の両方を操れることは今後の学習に役立つ」と説明した。

学生は、「中国語圏において、標準語と簡体字を使う人の方が多い。マスターすることにデメリットはない」と肯定的な意見がある一方で、「古詩においては広東語の方が感情移入しやすい。標準語だと古詩に対する興味がなくなってしまう」と反対や不満の声も聞かれている。(翻訳・編集/内山)