2016年9月20日、韓国・朝鮮日報によると、韓国でホームレスの集団が自らソウル駅周辺のごみ拾いを行ったことが分かり、話題となっている。

韓国で秋夕(日本の盆に当たる)の連休が終わった19日午前7時ごろ、ソウル駅周辺にホームレス約100人が集まった。ごみ袋と火ばさみを持ったホームレスらは、ソウル駅周辺を歩き回り、落ちているたばこの吸い殻や焼酎の空き瓶などを拾い集めた。道に段ボールを敷き朝から宴会を開いていた他のホームレスら数十人は、その光景を見て静かに片づけを始め、焼酎の空き瓶や紙コップ、ビニール袋を掃除するホームレスらに渡してその場を去って行ったという。

ソウル駅は1日に約250人のホームレスが集まる韓国最大のホームレス集結地。路上での放尿や排便、暴行や物乞いなど、ホームレス関連の事件が1年で約3000件も発生している。否定的なイメージのホームレスが突然ごみ拾いボランティアを始めたため、ソウル駅周辺の商人や警察は目を丸くして驚いたという。

ソウル駅交番の関係者は「問題ばかり起こしていたホームレスがボランティアを始めるのは一大事件である。今後も頻繁にこのような光景が見られたらいい」と話した。ソウル駅周辺の掃除を4年間担当したという環境美化員は、「ホームレスはソウル駅周辺を汚す悩みの種だったが、自らごみ拾いをする姿は初めて見た」と話した。

この報道に、韓国のネットユーザーらは称賛のコメントを寄せた。

「素晴らしい。僕もごみのポイ捨てを反省しないと…」
「感動した。その勢いで社会に復帰してほしい」

「韓国でそんなことが?この国もまだ捨てたものではない」
「韓国のホームレスは政治家よりも立派。今後も続けてほしい」

「自分の家は自分で掃除しないとね!」
「国民や政治家がホームレス問題にもっと関心を持ち、いつかソウル駅からホームレスがいなくなる日が来るといいな」

「彼らは人のために働く楽しさを知っただろう。今から新しい人生を始めてほしい」
「韓国のホームレスは世界で一番レベルが高い!」(翻訳・編集/堂本)