2016年9月22日、韓国・朝鮮日報などによると、韓国軍が「国産の名品武器」と宣伝してきた機動ヘリコプター「スリオン」が、氷点下数十度の環境で正常運用が可能かどうかを検証するテストを通過できず、軍への納品が中断されていたことが分かった。

韓国国会・国防委員会所属の李チョル圭(イ・チョルギュ)議員が防衛事業庁(防事庁)から提出を受けた資料によると、昨年10月から米国で行われた低温環境での運用能力を検証する「結氷テスト」において、スリオンはエンジンの空気吸入口などに許容値を超える量の氷が張る問題が見つかった。こうしてできた氷がエンジン内に入ればエンジンが作動しなくなる恐れがある。低温・多湿の環境では安全に飛ぶことができないと判断されたのだ。

このため国防部と防事庁はこのほど、スリオンの製作元である韓国航空宇宙産業(KAI)に納品中止の指示を出した。KAI側はこれに対し、極寒でもなく乾燥した朝鮮半島の環境であれば運用に問題がないとの見解を示したという。

しかし同機は12年6月、「追って結氷テストを受ける」との条件付きで戦闘用に適合との判定を受けていた。李議員は、結氷テストはヘリの戦力化において必須事項と指摘している。

これについて、韓国のネットユーザーが多数のコメントを寄せた。

「失敗がなければ発展もない」
「うまく解決されると信じてる。研究者の皆さん、頑張って」
「テストに落ちて本当に良かった。もし防衛産業の不正があったら通過していただろう」
「何もしないより、問題を隠しておくより100倍いいよ」

「最初から成功したら人は油断してしまうものだ」
「韓国は十分にいい兵器を造れる技術がある。ただ不正が兵器を兵器でなくしてしまうんだ」
「冬に戦争が起こったら、スリオンは温かいオンドル(韓国古来の床暖房設備)部屋に置いておこう」

「名品スリオンから、廃品スリ(修理)中に変えないといけないね」
「韓国の環境なら問題ないって?まったく恥を知らないやつらがあふれてるよ」
「有事の際に北朝鮮に飛んで行ったら作戦不可能だな。北の冬はむちゃくちゃ寒いっていうから」
「毛布をかけてあげれば問題解決」(翻訳・編集/吉金)