2016年9月22日、韓国・SBSによると、12日から続く地震で韓国・慶州地域の文化財に大小の被害が出ているが、これらを原形の通り復元することが事実上不可能であることが判明した。

新羅時代に都が置かれた慶州は、「屋根のない博物館」とも呼ばれるほど貴重な文化財が多数点在する。12日に発生した韓国観測史上最大規模の地震やその後続く余震はこの慶州が震源であったため、文化財庁などは付近の文化財について被害状況の確認を進めている。このうち、当初は無事とみられていた東洋最古の天文台・瞻星台(チョムソンデ)は続く余震で全体が傾き、仏国寺大雄殿では瓦が落ちるなどの被害が確認された。いずれも世界文化遺産に登録された貴重な史跡だ。

国立文化財研究所ではこれらの復元補修を予定しているが、復元の大事な資料となる「精密実測報告書」が、瞻星台と仏国寺大雄殿のいずれでも作成されていないことが判明した。この報告書は保存価値のある文化財の歴史や詳しい図面、使用資材などを詳細に記したもので、文化財庁関係者によれば、これがない場合、100%原形への復元は難しいという。しかし「保存価値」が十分にあるはずの2つの文化財については、作成が未着手だった。文化財庁は、16年から事業を自治体に移管しているため慶州市に報告書作成義務があるとしている。

これについて、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せた。

「韓国はどの分野でも本当の専門家がいない。すごい国だ」
「ものすごく残念。なぜよりによって…」
「事件事故が起こるたびに明らかになるのは、韓国の公務員のふざけた実情だけ」
「この世の中に永遠なものはない。放っておけ」」

「復元すると言ってセメントで塗り固めるのはやめてくれ。いっそ自然に壊れたままを保存する方法を探した方がいい」
「適当にいじるのはやめて、今のままの姿を後世に伝えよう。『2016年9月の地震で今のような姿になった』と説明を付ければいい。これも一つの歴史だからね」
「今まで精密実測報告書もなかったこと自体がショック」

「頼むから少しはこっちを納得させることをやってくれ。ニュースを見るたびにイラついておかしくなりそうだ」
「これが世界遺産というところが恥ずかしい」
「原形の復元は可能だ。日本に設計図があるはず。日本統治時代にたいていの場所は調査が終わっている」(翻訳・編集/吉金)