2016年9月24日、日本で大ヒットとなっているアニメ映画「君の名は。」が、中国でも大きな注目を集めている。

新海誠氏が監督を務めるこの映画は、男女の高校生の身体が入れ替わってしまうというストーリー。公開から10日間の興行収入が38億円を記録し注目を集めると、公開28日で100億円を突破した。スタジオジブリ以外の作品が100億円を超えるのは初めてのことだという。

中国では日本アニメが大人気で、昨年には日本映画として3年ぶりの中国上映となった映画「STAND BY ME ドラえもん」が大ヒットを記録。今年も「ドラえもん 新・のび太の日本誕生」や「ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」が続々と公開されている。こうした流れを受け、中国ではこの作品の中国上映に期待の声が高まり、当初は消極的だった配給会社も動き出したと伝えられた。

ところが、どうやらそううまくはいかないようだ。理由は例によって「海賊版」の存在。最近、中国のネット上に無料で視聴できる海賊版が出回り始め、中国上映の障害になっているとの指摘が出ている。事情に詳しい人物によると、作品に付けられている字幕は繁体字で、台湾や香港経由で入ってきたものだと推察できるという。中国には新海誠監督のファンも存在し、「海賊版反対」を呼びかける声も出ているというが果たして。

なお、映画「君の名は。」は台湾では10月21日、香港では今冬の上映が決まっているが、中国本土では未定となっている。(翻訳・編集/北田)