2016年9月25日、中国の教育情報サイトに、「中国では見ることがほとんどない、日本の幼稚園の“奇妙なこと”」と題する記事が掲載された。

記事は、「日本という国に複雑な感情を抱いている人も多いだろうが、ここではそうした愛憎ではなく、日本の幼稚園について語ろう」として、中国の幼稚園にはない日本の幼稚園の特徴を八つのポイントを挙げて紹介している。

まず、すべての園児がさまざまな入れ物を持っていること。かばんのほかに、靴を入れる袋、着替えを入れる袋、箸や歯ブラシを入れる袋など。そして、これらは園児の母親が一つひとつ縫って作る。記事は、「子どものころから物を整理することを教えているからこそ、日本はごみの分別がきちんとでき、異常ともいえるほど清潔な国なのだ」としている。

次に、何度も服や靴を替えること。登園時は制服を着ているが、外で遊ぶ時には制服から運動着に着替える。外履きと上履きを替えたり、服が汚れるような活動をする時はスモックを着たりする。記事は、「これは清潔さを保つためだけでなく、子どもに自分で着替えさせることを習慣化し、自立した生活を送る能力を養っている」と分析している。

三つ目は、園児が自分でかばんを持つこと。中国では両親は送り迎えをする際、必ず子どもの荷物を持つが、日本ではすべての荷物を子どもに持たせるのが普通だ。記事は、「これも自立や強さを養うため」と指摘している。

四つ目は、真冬でも半ズボンで過ごすこと。これも中国とは異なり、記事は「中国の子どもは本当に大事にされているようだ」と皮肉めいた言葉で伝えている。

五つ目は、園児が学年を超えて一緒に遊ぶこと。日本の幼稚園は中国に比べてこの傾向が強いといい、「中国の親は小さい子がけがをしないか、いじめられたりしないか、挫折感を味わったりしないかと不安になるかもしれないが、そんなことはまったくない。逆に、大きい子は小さい子の面倒を見ることを、小さい子は大きい子のまねをすることを学び、どちらの成長も早くなる」としている。

六つ目は、運動量が多いこと。日本の幼稚園では中国に比べて体育の授業がずっと多く、跳び箱や倒立など、「大人でもできないようなことをいとも簡単にこなしてしまう」という。

七つ目は、笑顔の教育を行うこと。中国では幼稚園から漢字や算数を習うが、日本では教科書がないところも多い。記事は、「日本では笑うことを教えている」と指摘する。遊びの中から楽しみながら学ぶということを指しているようで、「日本の子どもは3年の幼稚園生活を終えると、文字を読む力も、音楽や美術の力も、全体的に大きく成長している」としている。

そして八つ目が、たくさんのイベントを行うこと。「小さいころから机に座って漢字を勉強する中国の子どもとは対照的」だといい、日本の子どもは運動会や地域の活動、発表会、遠足、伝統的な行事、動植物の観察など、さまざまなイベントを行うことを紹介。「中には七夕など、中国人が祝うことが少なくなった祝日もあるが、どう思うだろうか」としている。

記事は最後に、「もちろん、日本の教育が必ずしも中国の教育より先進的で科学的だということはできないが、そこには私たちが学んだり、考えたりすべきことがあるのではないか。隣国の“奇妙なこと”を見た今、あなたは中国の幼稚園は変わらなければならないと思いませんか?」と読者に問いかけている。(翻訳・編集/北田)