2016年9月26日、韓国・聯合ニュースによると、元慰安婦の証言を日本で最初に報道した元朝日新聞記者の植村隆氏が、慰安婦問題をめぐる昨年末の日韓合意を批判した。

著書『真実 私は「捏造記者」ではない』の韓国語版を出版した植村氏は26日、韓国で記者会見を開き、昨年末の慰安婦問題をめぐる日韓合意について、「政府は被害者の声を聞かず一方的に合意を結んだ。金(10億円)を支払ったのだから国際社会は誹謗するなというのは話にならない。合意をきっかけに慰安婦問題解決に向けて動き出すべきなのに、始まったと同時に終わらせようとしている」などと批判した。

植村氏は今年初めから、韓国のカトリック大学で「東アジアの平和と文化」の授業を担当。東京と札幌で行われている名誉毀損訴訟のために日韓を行き来する生活を送っている。また、先月初めには浪人生の長女が、「ツイッター上の書き込みで精神的な苦痛を受けた」として中年男性に損害賠償を求めた裁判で勝訴した。植村氏は「私の名誉毀損訴訟で勝訴したとの結果を韓国の皆さんに伝えられる日が来ると信じている。今後も日本と韓国の若者が友好関係を築けるよう、架け橋の役割をしていきたい」と述べた。

この報道に、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「日本の記者が慰安婦問題を提起している間、韓国は何をしていた?被害者は韓国人なのに、なぜ加害国の記者が先に問題提起を?韓国の記者や歴史学者は何をした?」

「日本人だが、朴大統領より良心的だ」

「韓国の大統領になってほしい。今の大統領よりはるかに良い仕事をしてくれそう」

「日本の知性は韓国人として敬意を示さざるを得ないほど鋭く、正義に満ちあふれている」

「安倍首相=日本人と考えていた自分が恥ずかしくなった」

「世界的に話題になっていたり、目に見える実績がなければ関心を示さない韓国の大統領や政治家が恥ずかしい」(翻訳・編集/堂本)