2016年9月26日、韓国メディア・韓国日報によると、韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権で初めて発行された国定教科書のうち小学5年の社会科の教科書について、かねてより指摘のあった多数の誤りを政府が大幅に訂正していたことが判明した。

韓国国会・教育文化体育観光委員会所属の兪銀惠(ユン・ウネ)議員が教育部から提出を受けた資料によると、教育部は昨年8月に発行された小5の社会科教科書139カ所を訂正し、今年8月に再発行した。この教科書は昨年9月、専門家らの集まりですでに多数の誤りを指摘されていたが、同部は当時その大部分について「誤りではなく問題はない」としていた。

代表的な誤りの事例が、高麗時代(918〜1392)の食卓に赤色のキムチが載った挿絵だ。トウガラシは朝鮮後期に朝鮮半島にもたらされた作物とされ、高麗に赤いキムチはあり得ないのだが、教育部は「トウガラシの栽培以前にも、ケイトウや五味子(オミジャ)などを活用し料理に赤色を出していた」と反論していた。しかし、今年再発行された教科書の挿絵からはキムチの器は消えていた。同部関係者は、「高麗時代のキムチらしきおかずの絵は誤りではないが、児童らがより良く理解できるようにするため修正した」と説明している。この他にも、史実の記述や用語の誤りが数多く訂正された。

教育部が昨年誤りと認め各学校に「修正・補完対照表」を配布した内容は同教科書では9カ所のみだった。専門家によると、政府が誤りを放置し訂正が遅れたことで昨年誤った内容を学んでしまった児童は、現在の小6生40万人に上るという。

これについて、韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられた。

「みっともない」
「おごりと独善により歴史を歪曲(わいきょく)しようとする独裁者は必ず歴史の審判を受けることになる」
「間違い1カ所につき月給10万ウォン(約9100円)ずつ減らそう」

「政権が替わったら真っ先に教科書を作り直そう。本当の学者を集めてね」
「歴史を忘れた民族に未来はないと言うじゃないか。歴史くらいは正しく教えてくれよ、頼む」
「こんなことなら僕が教科書作るからお小遣いちょうだい」

「赤いキムチを見たら子どもたちはみんなトウガラシだと思うよ。ケイトウや五味子の色だったと説明してあげた先生が何人いただろう?」
「うちの子には歴史を家で直接教えることにした」
「歴史をでっち上げるのはやめろ」
「ハンバーガーはさすがに載せないのかな」(翻訳・編集/吉金)