2016年9月26日、中国メディア・澎湃新聞(ザ・ペーパー)によると、遼寧省綏中県の「最も美しい野長城」と呼ばれる錘子山長城がコンクリートで無残な形に“修復”された問題で、修復当時の省文化庁文物保護センターの責任者で、実際に計画を考案した陳術石(チェン・シューシー)氏が自身のブログで問題についてコメントした。

陳氏は「すべてコンクリートで固めたという報道は事実ではない」と反論。さらに「壁面や上部を固めて補強しなければ、数年のうちに全体が崩壊する恐れもあった」と指摘したが、「確かに修復後は見た目があまりよくない」ことは認めている。

また、「自分は計画だけで現場には行ったことがない」「詳しいことは分からないが、計画ではしっくいを使うことになっており、コンクリートではない」と話している。

これに対し、中国のネットユーザーからさまざまな意見が寄せられた。

「文化財の保護・修復を担当しているのに、施工現場には行かないのか」
「現場に行かず、どうやって計画したの?」
「実際の状況も知らないのに、何も言う資格はない」

「この損害はいったい誰が責任を負うのだろう」
「偽大な祖国、偽大な人民!。700年後、考古学者が『1400年前から長城にはコンクリートが使われていた』なんて大発見するかもしれない」

「これが長城?。山間部の高速道路でしょ?」
「現代人がすごいのか、それとも古代人の方がすごいのか…」
「700年崩れなかったのに、この人の目にはほんの数年で壊れるとか(笑)」

「見た目がよくないだって?。そりゃ誰が見たってひどいありさまだろ!」
「以前、中国の3大プロジェクト『長城をタイルで化粧直し』『エベレストにエレベーター設置』『旅客機にバックギア取り付け』はいつ始まるのかと冗談でよく話していたが、ついにその一つが始まったわけだ」(翻訳・編集/岡田)