2016年9月28日、中国浙江省杭州市にできたメイドカフェの写真がネット上に掲載され、話題となっている。日本のメイドカフェにいるウエートレスと同じような衣装を着た女性店員がサーブするだけでなく、食事を「あーん」と食べさせてくれるということで注目された。浙江在線が伝えた。

ネット上では「ついに男性陣の願望が現実になった!」と話題となり、掲載された店内の様子には大勢の客が詰め掛けているが、記者が店を訪れると、客はまばらで閑散としており、女性の店員もメイド風の衣装ではなく、ごく普通の服装をしていた。

実はメイドカフェは期間限定で、1日かぎりでサービスは終了。本来の一般的な喫茶店としての営業に戻っただけだった。イベントで使ったメイド風の衣装は大学のアニメサークルで余っていたものを借り受け、アニメ風のしぐさやメイクなども教えてもらったという。

店の経営者は「アニメをテーマにした1回限りのPRイベントだった」とし、ネット上での「メイドカフェがオープンした」というのは誤解だと説明。店頭にもその旨が記され、「メイドに触れたり、迷惑行為をはたらいたり、後をつけたりするのは厳禁」との注意事項も掲げられていた。

ただ、ネット上ではこうしたPRイベントに賛否両論となっている。「一種の異文化体験のようなもので、悪いものではない」といった見方がある一方で、「サービス内容は低俗で、メイド風の衣装も受けつけない」という否定的な見方もあり、意見は二分している。

経済学専門家は、PRの一環だというが、それにも限度があるとし、法規や道徳観念の範囲内で収め、低俗な売名行為が当たり前にならないように注意すべきだと指摘。日本文化に対する社会一般の見方は微妙で、ネット上で意見が二分しているのも自然な反応だとしている。(翻訳・編集/岡田)