2016年9月29日、韓国・TV朝鮮によると、不正や汚職が横行する韓国で28日、公務員らへの飲食接待や金品の授受などを禁止する「不正請託および金品等授受の禁止関係法」が施行された。国民の注目が集まる中、初めての申告の対象となったのは「缶コーヒーをもらった教授」だったという。

28日正午ごろ、ソウル警察庁に匿名の情報提供者から「学生が教授に缶コーヒーを渡しているのを見た」との通報があった。しかし、警察庁は通報者が教授や学校の名前など具体的な情報を明らかにしなかったことから現場には出動せず、通報者に書面で通報するよう案内したという。

また、初の自主申告者は餅の入った箱を受け取った警察官だった。28日午後4時30分ごろ、江原(カンウォン)警察署所属のある捜査官の元に、価格が分からない餅の箱が宅急便で届いた。同捜査官は中身を確認後すぐに、聴聞監査官室へ書面で自主申告をしたという。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「缶コーヒーを渡すのを見ただけで通報?ただ注目を集めたかっただけでしょ?」
「教授とコーヒーを飲むことも許されないの?」

「報奨金目当て?通報者を公務執行妨害で処罰するべきでは?」
「コーヒー1杯で通報なんてあきれる。法をもっと柔軟に適用すべき」

「恐ろしい世の中になってしまった。今後は教授に水を取ってあげることもできない」
「成績を上げてもらおうという意図があるように見えないこともないが、通報するほどのことではない」

「本当に良い法律ができた!韓国社会は不正や汚職により腐りかけていた。これを機に良い国を造ろう」
「この法律で最も罰せられるべきなのは国会議員。彼らに関する通報はなぜないの?」(翻訳・編集/堂本)