2016年9月29日、韓国・SBSによると、韓国で同日午前8時26分ごろ、韓国鉄道公社(KORAIL)・盆唐線の往十里駅行きの列車が、ソウル江南区の宣陵駅から宣靖陵駅方面へ出発した直後に突然止まり、そのまま26分間停車する事故が発生した。

列車は出発してから3秒後に止まったため、列車の一部はまだホームにかかっていた。列車の中は出勤中の社会人や登校中の学生らで混雑していたが、列車は何の説明もないまま20分近くも停車していたという。そのため、列車に乗っていた市民らは非常用のドアコックを操作して列車のドアを開け、ホームに脱出した。運転手は列車が止まった直後に「問題があるため停車します」との案内放送を1度しただけだった。

KORAILは列車の故障原因について、「一時的な電気供給の問題だった。乗客が無理やり降りたために運転再開が遅れた」と説明したが、SNSなどには事故当時に列車に乗っていた市民らから、運転手やKORAIL、宣陵駅の対応に対する苦情が相次いだ。

ある市民は「具合の悪い女性が乗っていたためドアを開けたが、ドアが開いた瞬間、運転手から連絡が来て『ドアを閉めろ』と言われた。事情を伝えても『とりあえずドアを閉めろ』と言われた。不安やもどかしさが募って耐えられなくなったので、みんな運転手の言葉を無視して外に出始めた」と訴えた。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「韓国ではやっぱり、自分の命は自分で守らなければならない。何も信じられない」
「セウォル号沈没事故で学んだこと。『静かに待機しなさい』との言葉を素直に聞く必要はない。自ら脱出した方がいい」
「具合の悪い人がいるのにドアを閉めろ?あきれて言葉も出ない」

「もし列車内で火災が発生しても、『静かに待機しろ』と言うのだろう」
「乗客のせいにするなんて…。韓国はセウォル号事故から何も変わっていない」
「今回も責任を取る人はいないのだろう」

「韓国はすでに信頼が消えた社会になってしまった」
「社会がこんな状況なのに、政府は戦争が起きたら韓国が勝利すると考えているのか?」
「もし戦争が起きても、指揮官の指示を無視して自分の命を守らないと…」(翻訳・編集/堂本)