2016年9月29日、北京青年報によると、中国北京市の地下鉄駅周辺で、市民が公園の湖からすくってきた観賞用の鯉を食用として売っていると問題になっている。

現場は朝陽区にある呼家楼駅の出入口近くにある空き地。販売していた男性の話によると、「鯉は同区の紅領巾公園の湖ですくった。大きいのは1匹40元(約600円)、小さいのは20元。30分ほどで売り切れた」。公園で飼われていた鯉が食べられるかどうかについては「大丈夫。食べたって問題ない」と断言。

この公園では改修工事が行われており、湖の水もほとんど抜かれて底の土が見える状態だ。水たまりになった部分には5、6人の男性が網や素手で魚を捕まえている姿があり、公園を訪れた人は「水が抜かれたばかりの時は毎日20〜30人が同じことをしていた。公園側は魚を別の場所に移していて、彼らは回収から漏れた魚が目当て」と語る。

公園側は市民のこのような行為を問題視しており、「むやみに湖の中に入らないよう注意喚起した」と説明、また湖には藻の成長に作用する薬物を入れるため「魚を食べることも控えてほしい」とコメントしている。さらに市内の弁護士も安全上の問題や違法性を指摘、健康被害が出た場合は魚を販売した側だけでなく、公園も魚の「出所」として一定の責任を負うとの見解を示した。(翻訳・編集/野谷)