2016年10月19日、中国人観光客に人気の韓国・済州島では中国人観光客による犯罪が続発し「ビザ免除の廃止」を求める声も多く聞かれた。こうした意見に韓国当局は、廃止はしないと述べている。中国新聞網が伝えた。

韓国・聯合ニュースによると、2002年以来、ビザ免除で済州島を訪れる外国人の9割以上が中国人で、15年も外国人観光客全体の8割以上にあたる223万人に達し、現地の観光業に大きく貢献している。一方で、同島では、先月17日に中国人の男が韓国人女性を刺殺したほか、その前の週には数人の中国人観光客がレストランの店長(中国人)に暴行を加えるなど、凶悪な事件が立て続けに起きており、中国人へのビザ免除廃止も含めて対策強化を求める声が上がっていた。

ビザ免除の廃止を求める声に対し韓国の文化体育観光部は18日、「個別の案件がビザ免除の政策に影響することはない。これは韓国政府内部の基本的な共通認識だ」と述べた。さらに、「(犯罪)事件の発生時、現地住民は不安に襲われたが、現地の中国人留学生が被害者の哀悼活動を自発的に行うなど、現地住民は徐々に落ち着きを取り戻している」と説明した。(翻訳・編集/内山)