2016年10月2日、観察者網によると、米CNNは先月29日、中国がアフリカ諸国でロバを「爆買い」していると伝えた。その理由は、ロバの皮が中薬の原料になるためだ。

記事によると、中国で風邪や不眠などさまざまな症状に効果があるとされる中薬「阿膠(あきょう)」。その原料は、ロバの皮から作られるゼラチンだ。中国国内のロバの数は、工業化の波でこの20年間、1100万頭から600万頭にまで減っている。

中国への輸出増を受けて、ニジェールやブルキナファソは禁輸措置に踏み切った。ニジェールでは、中国向けに販売されたロバの数が、昨年の2万7000頭から今年は8万頭へと急増した。ブルキナファソでも、半年間で4万5000頭のロバが殺されている。ロバは貴重な外貨獲得源だが、一方で食肉処理場が水資源の汚染を引き起こしたり、ロバの皮や肉の価格上昇が他の家畜に波及するといった副作用も起きているという。(翻訳・編集/柳川)