2016年10月3日、揚子晩報は、タイで中国人観光客を狙った「ぼったくり」などの詐欺事件が多発していると伝えた。

国慶節(建国記念日)の大型連休では、多くの中国人が海外旅行に出掛けている。渡航手続きが簡略化され、費用も国内旅行と比べてそれほど高くない。だが海外旅行客が増えるにつれて、さまざまな問題が明らかになっている。

江蘇省南京市に住むある夫婦は、国慶節前にタイを訪れ、プーケットでボートに乗る機会があった。料金は中国の人民元に換算して1人40元(約600円)だったが、後になって法外な料金を請求されたという。ガイドに助けを求めたところ、「相手はマフィアかもしれない。よくあることだから、言われた通り支払ったほうが良い」と告げられた。

夫婦によると、参加したツアー自体も、契約と異なる点が多かったという。最終的には2人で1000元(約1万5000円)支払う羽目になった。ガイドからは「数日前には女性が1人で800元(約1万2000円)支払った。だからそれで済んでよかった」と言われたというが、夫婦は「ガイドは最初から分かっていたはずだ」と話している。

夫婦は帰国後に、同様の事例が多数起きていたばかりか、さらに高額の料金を請求された例もあることを知った。参加したツアーが、連れて行かれた店で買い物を半ば強制され続ける「ぼったくりツアー」であることも少なくないという。

ある旅行業界関係者は「海外旅行に出掛ける際は、事前に現地の文化や習慣を調べておくべきだ」と注意を促している。「言葉が通じないことはよくあるが、何かあった時には警察に通報する方法ぐらいは知っておいたほうがいい」と話している。(翻訳・編集/岡田)