2016年10月3日、韓国メディア・韓国経済は、国慶節(建国記念日)の大型連休を利用し大勢の中国人観光客が訪韓する中、「低価格のパッケージ旅行商品が『観光韓国』をむしばんでいる」と警鐘を鳴らすシリーズ企画を展開している。このうち食事に焦点を当てた記事では、初めて韓国を訪れた中国人親子のがっかりな体験が紹介された。

韓国ドラマなどを通して韓国に興味を持ち、母親と共に先月末初訪韓したハンさん(21)。往復の飛行機代よりも安いパッケージ商品を利用したため食事に大きな期待はしていなかったものの、それでも旅行パンフレットの食事メニューに記された「サムゲタン、カルビスープ、きのこ鍋」といった韓国料理を目にし楽しみにしていた。

しかし結果は初日から「がっかり」の連続。朝食会場に指定された食堂に行くと、食パンやソーセージ、キムチ、スープ、チャーハンなどが並んでいたが、どれも冷め切っている。温かい料理を好む中国の人の口には合わない。その日の夕食はサムゲタンだったが、こちらは「10点満点中1点」の点数をつけざるを得ないほど最悪なもの。

サムゲタンは本来丸鶏にもち米などを詰めて煮るものだが、鶏肉は小さなこぶし大、ナツメが1粒に、もはや朝鮮人参かどうかも分からないような正体不明の根がスープに浮いていたという。韓国ドラマで見たものとは大違い。ハンさんは「何でも食べられる方だが、無理に食べると吐きそうで途中で諦めた」と話す。

この後、昼食にはきのこ鍋、夕食にはプルコギ(焼き肉)などが出されたものの、鍋はただの水に材料を入れただけのように薄く、プルコギの肉は冷凍肉で硬く、とても食事を楽しめるものではなかった。同じツアー客の中には、プランの食事を断って別の店で食べる人も出たそうだ。

このハンさんの残念な体験に、韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられている。

「こんな旅行商品を売る旅行会社は営業許可を取り消すべきだ」
「僕が作ってもこのサムゲタンよりはうまく作る自信がある」
「こんな商売はできないようにすべき。こっちが恥ずかしいよ」
「飛行機代より安いパッケージ商品に何を期待してるの?」

「中国人客はそのうち韓国に来なくなるだろう。逆に僕らが外国でこんな料理を出されたらどう思うか。目の前の利益のために外国人客をみんな失うことになる」
「国のイメージを汚す食堂や旅行会社は追い出せ」
「安かろう悪かろうという言葉は中国にはないのかな?」

「旅行会社にも問題はあるが、これを放っておく政府の方が問題」
「いいんじゃないかな。中国人に韓国を嫌いになってもらい、二度と来ないでもらおうという意図だろ」
「安値で無理やり中国人を連れて来て、逆に文句を言われる。これが韓国観光のレベルだ」(翻訳・編集/吉金)