2016年10月4日、韓国・ソウル経済などによると、最近10年間に韓国で社会災害により発生した財産被害は9兆2146億ウォン(約8490億円)、人命被害は2065人に達することが分かった。

社会災害とは「災害および安全管理基本法」に規定された概念で、「火災・崩壊・爆発・交通(航空・海上を含む)事故、化学兵器・環境汚染事故などにより発生した大統領令で定める規模以上の被害、エネルギー・通信・交通・金融・医療・水道など国家基盤体系の麻痺、感染病、家畜伝染病による被害」のこと。

韓国国会政務委員会所属のユ・イドン議員が国民安全処から提出を受けた資料によると、2006年から昨年までの社会災害による被害は年平均で9000億ウォン(約830億円)を超える。同期間の社会災害の発生件数は、多重密集施設での大規模火災が20件で最も多く、海洋船舶事故が8件、家畜疾病が6件を記録した。

人命被害発生基準で見ると、海洋船舶事故が589人で最も多かった。これは2014年のセウォル号沈没事故の影響だ。後には地下鉄大規模事故(477人)、多重密集施設での大規模火災(425人)が続いた。また、感染病は発生件数が2件であるにもかかわらず人命被害は30人と、大きな被害が出たことが分かった。

ユ委員は「政府が迅速かつ徹底的に対応力を強化し、社会災害による社会的損失を減らさなければならない」と指摘した。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「セウォル号沈没事故は未然に防げた事故。日本は事前に対策をしているから大地震が発生した時も被害者を最小限に抑えられる」
「少しの心掛けで防ぐことができる事故。先進国を見習おう」

「災害、戦争に対する準備を怠る韓国。だから隣の日本より未熟だと言われてしまう…」
「安全不感症という言葉が流行したのもうなずける」

「たった1度の地震で通信網が遮断されたことに驚いた。戦争が起きたらどうなってしまうのだろう?」
「10年間で2000人なんてうそに決まっている。もっとたくさんいるはずだ」
「その中でもセウォル号が一番悲惨な事故だった。必ず誰かが責任を負わなければならない」
「韓国の社会システムこそが災害だ。若者の死因1位は自殺」(翻訳・編集/堂本)