2016年10月4日、韓国・JTBCによると、韓国ソウルでは絶滅危惧種に指定されているリクガメなどが堂々と売られているが、韓国政府は事実上、取り締まりを放棄している。

ソウルの清渓川周辺にある店では、絶滅危惧種2類に指定されているヒガシヘルマンリクガメなどが堂々と売られている。店主は「現金さえあればすぐに購入できる」と説明するが、申告・許可なく絶滅危惧種を取引することは法律で禁止されている。他の店でも、絶滅危惧種2類に指定されているイグアナなどが鳥かごに入って売られている。しかし、政府による取り締まりはほとんど行われていない。最近3年間の韓国環境部の絶滅危惧種取引の摘発件数はわずか83件。オンライン上でもクリック数回で絶滅危惧種が購入できるが、ネット取引の摘発件数はさらに少ない41件にとどまった。

国会環境労働委員会のある議員は「環境部が絶滅危惧種の管理を諦めているというのが実情だ。(違法であると知らずに取引をする)国民を潜在的犯罪者にしている」と指摘した。

また、摘発後の措置を指摘する声も出ている。絶滅危惧種1類が民間で発見された場合は没収しなければならないが、最近3年間の環境部の没収件数はわずか15件。専門の保護機関がなく、没収後は動物園や水族館に臨時で預けている状態だという。そのため、絶滅危惧種が展示用に利用されて斃死したり、陰で取り引きされる事件まで発生しているという。

この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。

「近所のスーパーでも普通に絶滅危惧種が売られている」
「韓国の公務員が取り締まりをしない理由は、ただ『面倒くさい』から」

「国民の税金で何をしているのか…」
「こういうニュースを見ると、韓国はまだ先進国にはなれないと感じる」

「大気汚染物質の発生要因に『サバの塩焼き』を挙げる環境部。何をしても驚かない」
「インターネット上で普通に売られているから、絶滅危惧種だなんて思いもしなかった」(翻訳・編集/堂本)