中国雲南省にシャングリラ(香格里拉)という地方がある。ここに魅せられたカメラマン、呉俊松がその雄大な自然を画像と文章で紹介する。

ヒマラヤ山脈の奥深くにシャングリラはある。仏教の教典に記された伝説の王国、シャンバラがあったとされる場所だ。ここにあるのは延々と続く雪山、豊富な水が激しく流れる河川、青々とした草原、水をたたえて静まり返る湖、色とりどりに咲き誇る花々、貴重なマツタケ、そして純朴な20以上もの少数民族。教典で伝えられているように、シャンバラの人々は仙境を思わせる、この美しい自然と豊かな資源を享受していたのだ。(編集/野谷)

●呉俊松
16年の経歴を持つプロのカメラマン。2000年から2011年まで「南方都市報」の首席カメラマンを務めた。11年以降は雲南省「都市時報」の視覚総監として、少数民族の文化の発展に尽力。同省シャングリラ(香格里拉)の撮影に専念するため15年に職を辞し、フリーカメラマンとなった。これまで国内だけでなく海外でも賞を受賞している。シャングリラでの撮影歴は10年以上。17年夏には、シャングリラをテーマとした作品集を発表する予定。