2016年10月6日、韓国・ノーカットニュースによると、韓国南部で強い台風18号が猛威を振るう中、教育庁の対応の遅さや高校での授業強行などが問題となり、安全意識の欠如が指摘されている。

6日、慶尚南道教育庁によると、台風18号が猛威を振るった5日、道内191の高校のうち臨時休校は25校、登校時間を遅らせたのは17校にすぎず、実に166校が通常通り授業を行っていたことが分かった。梁山(ヤンサン)のある高校では、校庭に止まっていた車が浸水するほど水位が上がり、1階の教室にいた学生らが2階に避難するという事態が発生した。子どもを心配した父兄らからは、電話が殺到したという。

道教育庁の休校対応の遅さも父兄からの反発を買った。台風が北上していた4日の夜、道教育庁当直室には500件を超える問い合わせの電話があったが、幼稚園および小中学校、特殊学校に対する臨時休校を決定したのは5日午前7時前後。高校については学校長の裁量に任せたという。道教育庁の関係者は、「今回を機にさまざまな災害に活用できる緊急連絡網を点検し、教育庁―教育支援庁―学校につながる連絡網システムを構築していく」と述べている。

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「これはうちの子の学校のこと。暴風雨で立っているのもやっとだというのに、登校させた」
「その日は試験日だったらしいが、そんな危険な状況で実施する必要はあったのだろうか?」
「試験期間だからとか学校の計画があるのも分かるけど、子どもの命の方がもっと大切」

「地震が起こっても『教室でじっとしてろ』、大雨で浸水しても『教室でじっとしてろ』。大きな事故に遭っても何も変わらない」
「船が沈んでるのに『船にいろ』っていう国だもん。この安全不感症はどうしようもない」
「出産奨励よりも、まずは(子どもの命を)守ることから始めよう。(セウォル号沈没事故で)多くの命を失ってからまだそんなに経ってないっていうのに」

「この国は国じゃなくて全体主義者が運営する監獄。問題を提起したら、とにかく『じっとしてろ』」
「まずは教師から教育すべき。命より勉強が大事か?」
「教師だけど、学校において教師が決定できることなどほとんどないのが現状。これを機に、災害に対する学校長の裁量の強化と、担任の決定権拡大などの措置が実現することを強く願う」(翻訳・編集/松村)