2016年10月6日、新京報によると、国慶節(建国記念日)の連休に大勢の中国人が海外に出かける中、韓国済州島へ向かった母親と娘が入国を拒否され、強制帰国させられていたことがわかった。

9月中旬、郭(グオ)さんは旅行サイト・途牛(Tuninu)を通じて、妻と妻の母親のために韓国済州島の5日間のツアー旅行を申し込んだ。郭さんが申し込んだ際には、済州島への直行便に乗る予定になっていたが、チケットを受け取ると、大邱(テグ)国際空港で乗り換えて済州島へ向かうことになっていた。「当時はそれほど気にしていなかった」というが、これが後に大騒動のきっかけとなる。

2日、予定通り大邱国際空港に降り立った2人に、予想外の出来事が待っていた。税関で入国が認められなかったのだ。妻は郭さんに電話をかけ、パスポートに『入国不可』のスタンプが押されたこと、鍵のかかった狭い部屋に入れられていること、翌日には帰国させられることを告げた。申し込んだ途牛の窓口に何度も連絡するも、「状況を確認中」としか返事がない。結局、翌日に税関職員の求めに応じて帰国便のチケットを購入し、帰国の途についた。

郭さんは、「母は旅行中に誕生日を迎えるはずだった。2人に特別な休暇を楽しんでもらいたかったが、まさかこんなことになるなんて」と話した。母親はこの一件で体調を崩しているという。途牛側は謝罪し、全額返金を申し出ているが、郭さんは納得していない。「旅行できなかったのだから返金は当然。まるで犯罪者のように一晩拘束されたことに対する精神的苦痛や、連休が台無しになったこと、パスポートに入国不可の記録が残ったことによる今後の旅行への影響はどうなるのか」と訴えている。

入国拒否された詳しい経緯について、途牛の担当者は「まだ確認中」としているが、記事によると、大邱国際空港では乗り換えの際のビザ免除はツアー客に限られていた。2人が申し込んだのもツアーだったが、何らかの手違いで個人旅行と判断された可能性があるという。途牛は「直行便が確保できなかったため、2人に乗継便を手配した」とし、現在売り出している済州島旅行はすべて直行便を確保しているため、同じ事件は起きないとしている。(翻訳・編集/北田)