2016年10月12日、中国山東省烟台市にある幼小中一貫校で、給食にブタやニワトリの飼料が使われた疑惑が指摘され、物議を醸している。北京青年報(電子版)が伝えた。

問題となっている学校は同市にある海陽英才実験学校という民間の学校で、平日は学校に寝泊まりし1日3回の食事は学校の食堂が用意している。保護者の証言によると、2015年秋ごろ、嘔吐(おうと)や体調不良を訴える生徒が続出したが、病院の検査では異常は見られなかった。今年10月初めの国慶節連休で再度不調を訴える子が病院に行ったところ、血中鉛濃度が基準値を超えていたという。

9日学校に訪問した保護者は、食堂にブタやニワトリの飼料が置かれていたと証言している。生徒の中には、「普段から給食は変な味がしていた」と語る声もあるが、完食するよう指導されていたため皆食べきっていた。さらに、色が変わった卵や鮮度が良くない野菜もあったとの指摘が聞かれている。

保護者の証言に対し学校側は、「色が変わった卵は煮卵で、野菜に関しては運搬中に傷がついたものは確かにあった。学校で使用している肉類は品質証明書が付いたもので、品質や衛生状況に問題がある食材を使用することは絶対にない」と説明した。

ところが、学校の説明に保護者が納得しないばかりか、学校が肉の納品会社として公開した企業は、「うちは納品していない。学校に肉を納品できるのは教育局の許可を受けた企業のみで弊社は含まれていない」と関与を否定している。

騒動を受け現地政府は10日、「すでに調査チームを編成し、学校の食材や納品に問題がなかったか調査を進めている」と発表。報道によると、教育局の職員がすでに学校に派遣されており、調査完了までの期間給食の安全を保障するとしている。当局は早ければ1週間で調査結果を報告できると述べている。(翻訳・編集/内山)