2016年10月12日、盛岡市の書店が売り始め全国に広がりつつある「文庫X」について韓国・国民日報が報じ、韓国でも注目を集めている。

「文庫X」とは、書店員が手作りのブックカバーを付け、タイトルや著者名、出版元などを伏せて店頭に置かれる文庫。買ってカバーを外すまで本の中身は分からず、事前に客に与えられる情報は、税込み810円という価格、ジャンルがノンフィクションであること、そして500ページ以上という3点のみだ。

盛岡市の書店員がプライベートで読んでいた本を「たくさんの人に読んでもらいたい」と考え編み出したこの手法、結果は大当たりで、この本は実施2カ月で1600冊以上と異例の売れ行きをみせたという。その後、文庫Xは書店員ネットワークを通じて全国に広がり、今では約30都道府県の200店舗以上で販売、本は重版を繰り返し発行5万部を超えた。

この文庫X、韓国でも話題になっているが、この商法は日本だからこそのものとする意見が多い。ネットユーザーからは、「本をたくさん読む国だからできるんだ」「韓国人には受けないだろうな。すぐにカバーを外してぱらぱらめくり、結局は買わないはず」「お金を使うんだから、自分に必要なものかどうか知ってから買うべきでは?」「韓国でこういう提案をしたら、その店員は即クビ。他人がやれば斬新だけど、自分の部下だと狂った発想ということになる」などの声が寄せられている。

また他には、「売れない本の在庫一掃にいいね」「新人作家にとってはいい取り組みだと思う」「日本では奇抜な企画がよく出るね」「最近、デパートの時計コーナーでもやってるよ」「韓国人はそもそも本を買わない。書店は問題集売り場にすぎない」といったコメントが寄せられた。(翻訳・編集/吉金)