2016年10月14日、韓国・KBSなどによると、慰安婦問題をめぐる昨年末の日韓政府の合意に基づき設置された韓国の「和解・癒やし財団」が、すでに受け取り申請を済ませた元慰安婦や遺族ら26人に対し「癒やし金」の支給を始めると明らかにした。

財団はこの日理事会を開き、元慰安婦のうち生存者に各1億ウォン(約920万円)、故人に各2000万ウォン(約180万円)の現金支給を来週から開始することを決めた。財団は、元慰安婦の生存者46人(日韓合意が発表された昨年12月28日時点、その後6人死亡)のうち32人に対し先月から個別に面談を行ってきた。この結果、これまでに面談を行った29人全員がこの「現金支給事業」を受け入れる意向を示したという。他2人は個人的な事情などで面談が遅れており、1人は面談と財団の事業に拒否の意思を示した。

同事業は、両政府の合意に基づき日本から財団に拠出された10億円を元に行われるものだが、京畿道広州市の「ナヌムの家」で共同生活を送る生存者ら6人は当初より現金を受け取らない意向を明らかにしている。

報道を受け、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「マジか?うそだろ」
「一言の謝罪もない人間から金だけもらってもみ消そうとする朴槿恵(パク・クネ)は、本当にわが国の大統領なのか?」
「こんな合意をしておいて自画自賛してる政府がおかしいんだ」

「財団の名前からして問題だよ。和解?慰安婦のおばあさんたちは誰かとけんかでもしたのか?」
「これがお年寄りに対してすること?政府のレベルが分かるよ」
「国民が募金して差し上げるべき。政府がこんなことをしては駄目だ。もちろん現政権には何も期待していないが」

「なんだか物乞いみたいで恥ずかしいと思うのは、きっと僕だけじゃないはず」
「受け取り申請をした遺族は心から事業に賛成したのか、はたまた金に困ってやっただけなのか…」
「国のプライドを売って得た汚い金だぞ」(翻訳・編集/吉金)