2016年10月15日、界面は記事「わずか3秒差、機長の果断な判断で航空機衝突事故を回避」を掲載した。

11日、上海・虹橋空港であわや大惨事という航空機衝突未遂事件が起きた。天津行きMU5643便が離陸しようと滑走路で加速していたところ、前方をさえぎるようにゆっくりと移動する飛行機が現れた。管制官の勘違いにより、到着し移動中の飛行機がある滑走路で離陸許可が出されてしまったのだ。発見時点でMU5643便は時速200キロまで加速していた。減速しても衝突は免れないと判断した機長は離陸を続行。両機は13メートルまで接近したが、ぎりぎりのところで衝突を回避した。機長の離陸判断が3秒遅れていたら衝突は免れなかったという。

14日、中国民用航空局は緊急安全ビデオ会議を開催し、この問題を検討した。管制官の誤解は安全確認手続きを無視したものであると認定したほか、着陸機も管制塔との交信を断ったほか、周囲の確認など決められた安全手続きを遵守しなかったなどの違反があったことを確認した。一方、MU5643便はきわめて迅速かつ正確に危機回避を決断したとして機長を絶賛している。(翻訳・編集/増田聡太郎)