2016年10月19日、環球時報は、「中韓がそろって日本の政治家の靖国参拝を批判」と題する記事を掲載した。

18日午前、超党派でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の国会議員85人が靖国神社に参拝した。これを受け、韓国外交部のチョ・ジュンヒョク報道官は、「日本政府及び国会の指導者が再び植民統治と侵略戦争の歴史を美化した靖国神社を参拝し、供え物を奉納した」と指摘し、深い憂慮と遺憾の意を表した。一方で、「韓国政府は日本の政治家が正しい歴史観を持ち、それを基礎に実際の行動で侵略の歴史の反省を示すことで、隣国と国際社会の信頼を勝ち取り、未来に進むよう促す」と述べた。韓国・聯合ニュースはこのコメントについて、「安倍首相(の真榊[まさかき]奉納)には直接言及しなかった」と報じている。

一方、同日の中国外交部の定例記者会見で、華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は記者からの質問に「中国側の立場は一貫して明確。日本の政治家に、正確な歴史観を持ち、アジアの隣国との和解や相互信頼増進につながることを行うことを希望する」と答えた。ただ、靖国問題に関する発言はこの一言のみで、多くが北朝鮮のミサイル発射やフィリピン大統領訪中に割かれた。

なお、RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)は、中国海警の船4隻が18日に尖閣諸島付近の領海に一時侵入したことについて、「日本の議員の靖国参拝への抗議」と伝えている。(翻訳・編集/北田)