2017年1月12日、韓国メディア・韓国経済によると、慰安婦問題を象徴する少女像の設置問題などで日韓関係が急激に冷え込む中、韓国でアニメや小説、ドラマ、映画など日本の文化コンテンツへの関心がいつになく高まっている。

12日、映画振興委員会・映画館入場券統合電算網によると、映画「君の名は。」は公開8日で累積観客数162万8061人を記録、ハリウッド新作の攻勢にもかかわらず8日連続で首位の座をキープしている。韓国の書店大手・教保文庫でも、新海誠監督の原作小説「君の名は。」が4〜10日の週刊ベストセラー総合4位、映画にはないストーリー4編が盛り込まれた番外編「君の名は。Another Side: Earthbound」が総合9位に上がっている。

これにより日本を訪れる韓国人も増加しており、韓国旅行大手のハナツアーも映画の人気を受け、主人公の三葉(みつは)が住む仮想の町・糸守町のモチーフとなった岐阜県を回る「君の名は。聖地巡礼」商品を打ち出したという。

日本ドラマや映画のリメークも活発に行われており、昨年末には映画「鍵泥棒のメソッド」をリメークした「ラッキー」や、ドラマ「今週、妻が浮気します」をリメークしたjtbcのドラマ(同題)が興行に成功している。映画「ゴールデンスランバー」や「いま、会いにゆきます」もリメーク予定で、昨年は米国ドラマのリメークが多かったtvNも、今年はドラマ「Mother」と漫画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」をリメークするという。CJ E&M関係者によると、「日本のコンテンツは他国に比べて国内情緒に合っており、目立つ素材も多い」とのこと。

停滞していた「日流(日本ブーム)」が再び文化市場の主流に浮上した理由として、文化評論家のチャン・ドクヒョン氏は、「以前は日韓関係のせいで日本コンテンツの消費を否定的に捉えたり、日本マニアの専有物と考えたりする傾向が強かったが、今後は軍国主義的要素がない作品であれば、歓迎する消費文化が強まった」と説明しており、同じく文化評論家のキム・ホンシク氏は、「既存の枠組みから外れて大衆性を確保しようと試みた結果」と分析している。

しかしこの報道に、韓国のネットユーザーから寄せられたコメントには疑問の声が多いようだ。

「日本に熱狂してるんじゃなくて、いい作品に熱狂してるだけ」
「何か一つでも人気になれば熱狂になるの?」

「自分の周りで日本のドラマや映画を見てる人はほとんどいない」
「ホント?日本文化にハマってる人たちは『オタク』扱いされてるけど?」

「もしかして、外国での韓流がこんな感じなのかな?『日流』なんて聞いたことない」
「これまでも日本のアニメは放送されてたし、日本ドラマや映画のリメークもあったでしょ!それなのに『日流』?」

「作品がどんなに良くても、今はこんなこと言ってる場合じゃない」
「慰安婦への謝罪もないし、少女像も撤去しようとするし、独島(日本名:竹島)も持って行こうとするし、それなのに日本の漫画や映画を見ると思う?頭もプライドもない国民情緒が恥ずかしい」

「『日流』はすでに韓国に空気のように染み込んでいる。和食店、調味料、(日本式)製造業、日本文学、日本アニメ…だから韓流も騒々しくするより静かに染み込む方が長く愛されると思う」
「そんなことより韓国コンテンツをしっかり育てたら?韓国人もうまくやれる」(翻訳・編集/松村)