2017年1月12日、韓国南東の海岸都市・釜山で原因不明のアンモニア臭がするとの通報が寄せられ、関係当局が原因の把握に乗り出した。韓国・ニューシスなどが報じた。

現地警察などによると、12日午前10時ごろ、市内の南岸・岩南洞一帯にある冷凍倉庫作業場付近からガスのような臭いがするとの通報が入った。現場で臭いをかいだというある警察官は「冷凍倉庫の近くに行ってみたら、ガスの臭いがひどく息が吸えないほどだった。鼻をつくようなアンモニア臭だった」と話している。

通報を受けた警察と消防はすぐに現場に出動、停泊中のロシア船籍の船や国内の船など10隻余りと冷凍倉庫を捜索した。しかし海からの強い風で臭いが広く拡散するなどしたため、いまだ原因は突き止められていない。

釜山では昨年7月にもガス臭騒ぎがあった。通報は100件余りに達し警察や自治体が原因究明に動いたものの、結局はっきりとした原因は明らかにならず、当局が暫定的な結論として工場からの化学物質の流出が原因と発表していた。

この時、SNSなどでは「地震の前兆では?」「原子力発電所の異常ではないか」などの憶測がささやかれたが、今回のアンモニア臭騒ぎにも「地震の前触れか?」「とにかく地震でないことを祈る」「また地震の予告編かもしれない。怖い」「動物たちは地震をあらかじめ感知する。そろっておかしな行動を始めたら100%地震だ」など、地震への不安を訴えるコメントが多数寄せられている。

また他に、「この前のガス臭みたいにはっきりした原因も分からないままうやむやになりそう。恐ろしい」「それでなくても国が騒がしくて不安が尽きないのに、地震まで重なるのはさすがにあんまりだ」「地震でなければラッキーだけど、仮に地震が来るとしてもどうしようもない。どうせ対策もないし」などの声もあった。

韓国では昨年9月12日、釜山の北方70キロほどの古都・慶州を震源とするマグニチュード(M)5.8、韓国観測史上最大の地震が発生した。その後続いた余震の影響もあり、昨年韓国で発生したM2.0以上の地震は平年の5倍に上った。(翻訳・編集/吉金)