22日、仙台管区気象台は宮城・山形県境の蔵王山で火山性微動が観測されたとして、「火山活動解説資料」を発表し、今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。

蔵王山では、22日10:41頃に継続時間約3分の火山性微動が観測されました。なお、傾斜計では、この火山性微動に対応した変動はみられませんでした。蔵王山で火山性微動が観測されたのは、今年8月22日以来、1ヶ月ぶりとなります。
火山性地震は、火山性微動発生前に6回観測されましたが、火山活動活発化の兆候はみられません。

蔵王山では、2013年から2015年にかけて火山性地震の増加や火山性微動の発生など火山活動の高まりがみられ、その後も火山性微動が時々発生していることから、気象台では今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。
なお、蔵王山の噴火警戒レベルはレベル1(活火山であることに留意)が継続しています。

・火山性微動とは、地下のマグマやガス、熱水などの移動や振動によって観測される震動のこと。地下の岩石等の破壊によって発生する地震とは異なり、震動が数十秒から場合によっては数時間にわたって観測されることもあり、震動の始まりと終わりが明確に観測されないことが多い。
・火山性地震とは、火山体およびその近くで発生する地震のこと。身体に感じられないような微小な地震も含まれる。火山体の地下で何らかの破壊現象が起きて発生すると考えられている。