[22日 ロイター] - <為替> ドルがほぼ全面安の展開。米連邦準備理事会(FRB)が前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、長期の金利見通しを引き下げたことが重しとなっている。2日続伸の原油相場を好感し、石油関連通貨が上昇。ドルはカナダドルとコロンビアペソに対し約2週間ぶり、ルーブルに対しては8月18日以来の安値に沈んだ。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 続伸した。FT100種は8月につけた今年の最高値に近づいた。米連邦準備理事会(FRB)が前日に利上げを見送ったことで、世界的に株価が上昇した。

米国で金利上昇の可能性があるものの、英国やユーロ圏では金利は引き続き過去最低水準にあり、投資家は国債や貯金よりも利回りの高い株式に資金を振り向けている。

産業用金属・鉱業株指数<.FTNMX1750>は4.59%上昇し、部門別で最も大きく伸びた。スイスの資源大手グレンコア<GLEN.L>は5.5%の値上がり。FRBの決定を受けてドルが下落し、1次産品に割安感が出たことが追い風となった。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 続伸した。鉱業株が買われて相場を押し上げた。

STOXX欧州600種鉱業株指数<.SXPP>は3.86%上昇した。一時は昨年8月以来の高値をつけた。関連銘柄では金生産のフレスニロ<FRES.L>と資源大手のグレンコア<GLEN.L>、世界最大の鉄鋼メーカー、アルセロールミタル<ISPA.AS>が全て5%超の値上がりとなった。

ドル安に伴う原油価格の上昇で、エネルギー株も買われた。前日は米原油在庫が予想外に3週連続の減少となったことが買い材料視された。フランス電力公社(EDF)<EDF.PA>は0.4%高にとどまった。保安・点検強化に伴う原発の休炉が続くことに伴い、2016年の利益見通しを引き下げるとしたことが不安視された。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 国債利回りが総じて低下し2週間ぶりの水準をつけた。日米中銀の金融政策決定会合を経て、金融緩和策の限界が近づいているとの懸念が薄れた。

独10年債<DE10YT=TWEB>利回りは一時5ベーシスポイント(bp)超低下し、約2週間ぶりの低水準となるマイナス0.05%をつけた。他のユーロ圏債券の利回りも5━7bp低下、多くが2週間ぶりの水準を記録した。

中銀の金融緩和策の効果に対する懐疑的な見方から、債券市場はここ数週間、世界的に売りられやすい地合いにあった。だが日米中銀の金融政策決定会合という注目イベントを消化し、ユーロ圏国債の利回りは欧州中央銀行(ECB)の理事会が開催された9月8日の水準に向けて戻った。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]