[オタワ 22日 ロイター] - カナダのトルドー首相と中国の李克強首相は22日、首脳会談を行い、二国間の自由貿易協定に向けた予備交渉を開始すると明らかにした。あわせて犯罪者引渡条約の可能性についても検討するとしている。

両首相は記者団に対し、自由貿易協定と犯罪者引渡条約は両国間の関係改善に向けた取り組みの一環と説明した。

人権活動家は、中国の司法制度では拷問や自白強要が横行していると指摘しており、トルドー首相は犯罪者引渡条約をめぐり、すでに野党指導者から批判を浴びている。トルドー氏は、カナダの身柄引渡し基準を中国は明確に理解しているとしている。

カナダにとっては、輸出先として米国に次ぎ2番目に大きい中国との間で自由貿易協定が実現すれば、経済の押し上げ効果が期待できる。

この他、両首相は加中企業の間で4件の商談が成立したと発表。このうち、カナダのSNCラバリン<SNC.TO>、中国核工業集団公司(CNNC)[CNNNC.UL]、上海電力<601727.SS>は、中国で原子炉の開発、販売、建設を行なう合弁事業の設立で合意した。