[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に一時1ドル100円台前半へと円高方向に進んだ為替が重しとなり、序盤は売りが先行。その後、1ドル101円台を回復すると日本株は持ち直し、日経平均がプラス圏に浮上する場面もあったが、上値は限定され再び下げに転じた。

主力大型株よりも中小型株に対する物色が目立った。TOPIXコア30<.TOPXC>やTOPIXラージ70<.TOPXL>が下落した一方、TOPIXミッド400<.TOPXM>やTOPIXスモール<.TOPXS>はしっかり。主要株価指数は値下がりしたが、東証1部の騰落数では全体の6割強に当たる1200銘柄以上が上昇した。

内藤証券・投資調査部長の田部井美彦氏は「前営業日に日経平均が300円超高だった割には利益確定売りがそこまで出ず、底堅い印象だ。もっとも円高警戒感がくすぶる中、指数の上値は追いづらく、目先は中小型のテーマ株が注目されやすい」とみていた。

一方、日経平均ボラティリティ指数<.JNIV>が急落。一時18.85と8月12日以来1カ月超ぶりの低水準に落ち込んだ。日米の重要イベントを通過し、目先の変動要因がなくなったことで「コール、プットともに手仕舞う動きが広がった」(外資系証券トレーダー)との声が出ていた。

個別銘柄では、電通<4324.T>が大幅安。同社がインターネットの広告掲載に関して、不適切な取引をしていたことが明らかになったとの報道が嫌気された。同社は報道を事実と認め、午後4時にあらためて問題について開示すると発表した。

半面、リンクアンドモチベーション<2170.T>が年初来高値を更新。同社は21日、2016年12月期の連結当期利益予想を従来の10億円から13億円に上方修正した。また、自社株買いを発表したエスアールジータカミヤ<2445.T>は続伸した。

東証1部騰落数は、値上がり1246銘柄に対し、値下がりが596銘柄、変わらずが135銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16754.02 -53.60

寄り付き    16759.84

安値/高値   16725.53─16808.59

TOPIX<.TOPX>

終値       1349.56 -3.11

寄り付き     1347.85

安値/高値    1341.53─1351.08

東証出来高(万株) 196332

東証売買代金(億円) 22327.23

(杉山容俊)