[サンフランシスコ 4日 ロイター] - 米アルファベット<GOOGL.O>傘下のグーグルは4日、新型スマートフォン「ピクセル」と仮想現実(VR)ヘッドセット「デイドリーム・ビュー」、スピーカー型の音声認識端末「グーグル・ホーム」などを発表した。

「グーグル」ブランドの端末を売り込み、ハイエンド市場でアップル<AAPL.O>に対抗する。グーグル幹部らが、サンフランシスコで開いたイベントで明らかにした。

グーグル幹部らによると、ピクセルは完全な独自開発。製造は台湾の宏達国際電子(HTC)<2498.TW>が担う。

機能面では、最高性能のカメラを搭載し、バッテリーは15分の充電で7時間使用できるという。カラーはブラック、ブルー、シルバーの3色で、画面サイズは5インチと5.5インチをそろえた。

価格は649ドルから。4日から米国や英国、ドイツ、カナダ、オーストラリアで事前注文の受け付けを始めた。米国では通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ.N>が独占販売する。

デイドリームは年末商戦に合わせて11月に発売、価格は79ドル。

ホームの価格は129ドルで、広告が表示されない動画共有サイト「ユーチューブ」を無料で6カ月間試すこともできる。

グーグルはまた、動画などをテレビで視聴できる「クロームキャスト」の最新版とWifiルーター「グーグル・ワイファイ」も発表した。

一連の新製品の目玉は、新型の会話型人工知能(AI)「グーグル・アシスタント」で、ピクセルおよびホームに搭載される。

グーグルのハードウエア事業を率いるリック・オスターロー氏はロイターのインタビューで、新製品はグーグルがハードウエアに力を入れていることを示していると指摘。「ハードとソフトに一緒に取り組めば、優れたイノベーションを生み出せる」と語った。

一方、業界アナリストのパトリック・ムーアヘッド氏はグーグル・ピクセルについて「カメラ以外の点では、サムスンやiPhoneの第7世代機とあまり変わるところはない」との見方を示している。

4日の米国株式市場で、アルファベットは0.3%高で終了。ベライゾン・コミュニケーションズはおよそ1.2%安で取引を終えた。

*内容を追加します。