[ソウル 5日 ロイター] - 韓国のサムスン電子<005930.KS>は7日、第3・四半期の業績見通しを発表する。スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーノート7」の回収問題を抱えるが、メモリーチップやディスプレーの販売が堅調で、アナリストは小幅な増益を見込んでいる。

サムスン電子は少なくとも250万台のノート7を回収することを発表。これに伴い、回収費用などで今年の決算への影響が50億ドル近くに上る可能性があるとの指摘もある。

ただ、競合の米アップル<AAPL.O>からの需要にけん引され、メモリーチップの市場が拡大し、サムスン電子も恩恵を受ける見通し。トムソン・ロイター・スマートエスティメーツがまとめた20人のアナリスト予想によると、7─9月の営業利益は前年同期比0.7%増の7兆4000億ウォン(66億5000万ドル)。

HDCアセット・マネジメントのファンドマネジャー、Park Jung-hoon氏は「7兆ウォン台前半の営業利益を確保できれば、市場は、ノート7回収の問題に伴う業績の落ち込みをある程度カバーできたと判断するだろう」と述べた。

9月2日に発表されたノート7の回収問題を受け、アナリストは相次いでモバイル部門の利益見通しを引き下げた。1兆ウォン以上引き下げたアナリストもいる。一方、チップ部門の営業利益は3兆ウォン超で、四半期ぶり高水準となる見通し。