[東京 7日 ロイター] - 午後3時のドル/円<JPY=EBS>は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の103.92/94円だった。朝方のポンド急落を受け、ドル/円は上値追い機運に「冷や水」をあびせられたという。午後は103円後半でのもみ合いが続き、米雇用統計の発表を前に方向感を欠く動きとなった。

午後のドル/円は103.80円付近を軸にしたもみ合いが続いた。朝方のポンド急落はドル/円相場へのインパクトは限られたが、米雇用統計の発表を前に「イケイケムードに冷や水を浴びせられた」(国内金融機関)との声が出ていた。

ドル/円は午前中、ポンドの急落後に一時103.54円まで下落したが、103.50円を割り込まなかったことから底堅さも意識された。午後3時前に一時103.95円に強含む場面もあった。

ただ「連休前ということもあって、ポジションを手仕舞う短期筋が散見された」(同)という。輸出企業のドル売りも出て、相場の重しになったようだ。

上値追いの機運は前日までに比べて減退してきたとされ、「雇用統計が強い数字だった場合はドル/円はいったん上昇するだろうが、その後は手仕舞う動きが強まるのではないか」(別の国内金融機関)との指摘もあった。

ポンド/ドル<GBP=D4>は、早朝の取引で1.25ドル後半を推移していたが、午前8時07分に急落。ロイターディーリングシステムによると、1.1491ドルと1985年以来31年ぶり安値を付けた。

英ポンド/円<GBPJPY=>は早朝131円前半での取引だったが、ポンド/ドルのクラッシュに連れ安となり、一時124.12円まで下落した。

ポンド下落のトリガーは、英EU離脱に追随する国が出ないよう、EUの基本原則に忠実かつ厳格に離脱交渉を進めるべき、とのオランド仏大統領の主張を盛り込んだ報道とみられた。

流動性が著しく低い早朝という時間帯にまとまったフローが出たのではないかとの観測も取り沙汰された。この上で、短期筋のストップロスを巻き込んで下げが加速したとみられている。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 103.92/94 1.1118/22 115.55/59

午前9時現在 103.75/77 1.1140/44 115.58/62

NY午後5時 103.94/96 1.1151/56 115.88/92

(為替マーケットチーム)