[東京 7日 ロイター] - 高島屋 <8233.T>は7日、2017年2月期の連結営業収益を下方修正すると発表した。節約志向の高まりで、中間層を中心に売り上げが計画から下振れている。ただ、人件費や宣伝費などの販売管理費の圧縮を行うことで、営業利益計画は据え置いた。

営業収益は9530億円から9250億円(前年比0.5%減)と、増収計画から減収計画へと下方修正した。主力の国内百貨店が1.1%減収と苦戦する見通し。

木本茂社長は会見で「節約志向が加速している。消費を後押しする材料、プラス材料を探すのが難しい」と厳しい見方を示した。さらには、為替円高による海外事業の取り込み額の減も下方修正要因となっている。

営業利益は同3.1%増の340億円を据え置いたものの、経常利益は、上海高島屋のシンガポールドル建ての借入金に対する為替差損などで減益となる。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト9人の営業利益予測の平均値は333億円となっている。

3―8月期の連結営業収益は前年同期比1.4%減の4433億円、営業利益は同0.3%減の137億円となった。

同社と資本業務提携しているエイチ・ツー・オー リテイリング <8242.T>が6日にセブン&アイ・ホールディングス <3382.T>と資本業務提携を結んだ。H2Oリテイルと高島屋の関係について、木本社長は「両社の提携は成果に結びついている。この枠組みでしっかりと取り組んでいきたい」と述べ、両社の関係に変わりはないとした。高島屋とH2Oリテイルは、経営統合交渉をしていたが2010年に断念。その後、相互に株式を保有しながら、商品の共同開発を行うという提携関係にある。

(清水律子)