[ワシントン 7日 ロイター] - 米国のルー財務長官は7日、この日の外国為替市場で英ポンドが急落したことについて、英当局が何が背景にあったのか結論を出すには時間が必要になるとの考えを示した。

ワシントンで開かれている国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会に出席している同長官は記者会見で、「われわれの経験に基づくと、こうした動きの背景に何がったのかを突き止めるにはある程度時間がかかる」と述べた。

英ポンドはこの日のアジア取引時間帯にわずか数分間で約10%下落。ルー長官は、外為市場はここ数週間はおおむね安定的に推移してきたが、この日の英ポンドの動きはこうした状況に沿ったものではなかったとの見方を示した。

全般的な外為市場の動きについては「マクロ経済情勢を反映し世界的に安定的に推移している」と述べた。

また、経済成長押し上げに向け多くの国が追加措置を取る意欲を示していると指摘。日本、中国、ドイツが消費押し上げに向けこのほど導入した措置を評価した。一方、韓国はまだやるべきことが多いとの考えを示した。

そのうえで、財政がひっ迫していたとしても成長支援に向けできることはあるとし、「世界的な経済成長の刺激に向け利用できる手段はまだある」と述べた。