[ワシントン 9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長は9日、米国の雇用の伸びはなお堅調であり、成長率は年後半に上向く、との認識を示した。FRBが依然、年内の利上げを視野に入れていることを示唆した。

国際通貨基金(IMF)・世銀の年次総会の一環として開かれる、中銀や規制当局、エコノミストらによるG30会合で行う準備原稿のなかで述べた。同会合は非公開だが、講演に先立って内容が公表された。

フィッシャー副議長は、米国は「完全雇用に近い」と強調した上で「雇用や家計収入がしっかりと伸び、消費者心理も力強いなか」、消費支出は「年後半、成長を引き続き支援するはずだ」との見方を示した。

9月の利上げ見送りについて、雇用面の一段の改善を待つため「僅差で」決定されたと指摘。現時点では、インフレに関して「目先、後手に回るリスクはほとんどない」ため、緩やかな利上げが可能と述べた。

「フェデラルファンド(FF)金利を緩やかに上昇させれば、金融政策は向こう数年間で、中立的なスタンスとなる」との見方を示した。