[ニューヨーク 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビスコ・イタリア中銀総裁は10日、ECBが現在実施している資産買い入れプログラムについて、いつ、どのように終了させるかは経済指標次第となるとの考えを示した。

同総裁はコロンビア大学で開かれたイベントで「ECBがいつ、どのようにして資産買い入れプログラムを終了させるのか、情報を発信することは難しい」との認識を表明。

そのうえで「ある時点で終了させる必要があることは理解している。金利を長期間にわたり低水準にとどめることには意図せぬ結果が伴うことも理解している」とし、「現時点では経済指標次第ということだ」と述べた。

ユーロ圏の金利水準については、「マイナス圏ではない」としながらも、当面は低水準にとどまるとの見方を示した。

マイナス金利については、特に銀行収益には課題となっているとしながらも、世界的な「常態」となりつつあるとの認識を示した。

また、ECBの金融政策がなければユーロ圏はすでにデフレに陥っていたはずだとし、「ECBは非伝統的な措置を取ったが、ECBの金融政策は効果的だった」と述べた。