[ニューヨーク 10日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ポンドが下落。英国が欧州連合(EU)離脱に際して単一市場へのアクセスを失う「ハードブレグジット」への懸念から7日のアジア市場で31年ぶりの安値を更新した影響が続いた。

米連邦準備理事会(FRB)の年内利上げ観測を背景に、ドルは総じて堅調に推移した。

終盤のポンド/ドル<GBP=>は0.64%安の1.2352ドル。 ラショナルFXのパレシュ・ダブドラ最高経営責任者(CEO)兼共同創設者は「ハードブレグジットが避けられないとの様相が強まっているため、投資家はポンドがさらに値下がりすると予想している」と指摘した。 ハードブレグジットが英国経済に及ぼす悪影響が懸念される中で、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が算出するポンドの実効レートは2009年以来の安値となった。 ドル/円<JPY=>は直近が0.75%高の103.67円、ユーロ/ドル<EUR=>は0.54%安の1.1139ドルだった。 FRBの利上げ時期を探る次の手掛かりとして、市場は12日に発表される9月連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目している。フェデラルファンド(FF)先物が織り込む12月の利上げ確率は足元で約70%となった。

米大統領選の第2回候補者討論会を受け、メキシコペソは対ドルで一時1カ月ぶりの高値を付けた。メキシコから米国への移民規制や北米自由貿易協定(NAFTA)見直しを掲げる共和党のトランプ氏が勝利する可能性が小さくなったとの見方が広がった。

BKアセット・マネジメントのマネジングディレクター、ボリス・シュロスバーグ氏は「ペソの値動きから、トランプ氏が敗退すると市場が感じていることが確かめられる」と述べた。

ドル/円 NY終値 103.58/103.63

始値 103.39

高値 103.78

安値 103.31

ユーロ/ドル NY終値 1.1137/1.1139

始値 1.1166

高値 1.1170

安値 1.1131