[10日 ロイター] - <為替> 英ポンドが欧州連合(EU)離脱をめぐる懸念から前週末に続き下落する一方、ドルは12月利上げ観測が高まるなか、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を12日に控え、幅広い通貨に対し上昇した。

<ロンドン株式市場> 続伸した。原油や主要な産業用金属の値上がりを背景に、1次産品関連の銘柄が買われ、FT100種は昨年4月につけた過去最高値に迫った。

石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>とBP<BP.L>、鉱業大手のアングロ・アメリカン<AAL.L>、BHPビリトン<BLT.L>、 アントファガスタ<ANTO.L>、リオ・ティント<RIO.L>、グレンコア<GLEN.L>は 1.6%から 2.8%値を上げた。

一方、住宅関連株は低迷。建設資材のトラビス・パーキンズ<TPK.L>は2.6%安。今年に入って30%近い値下がりとなっている。住宅建設のパーシモン<PSN.L>とテイラー・ウィンペイ<TW.L>は、それぞれ3.0%と2.6%の値下がりとなった。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。原油価格の上昇を背景に石油株が買われた。STOXX600種<.STOXX>は4営業日ぶりの反発だった。

石油大手の英オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.AS>やフランスのトタル<TOTF.PA>、イタリアのENI<ENI.MI>はそれぞれ2%を超える値上がりとなった。

ドイツ銀行<DBKGn.DE>は、3.4%高。オーストリアの財務相がドイツ銀の問題は巻き添えを発生させることなく解決可能だと述べたことが好感された。

<ユーロ圏債券> ポルトガル10年債利回りが大きく低下した。格付け会社ドミニオン・ボンド・レーティング・サービシズ(DBRS)による同国の格付けをめぐる懸念が後退したことが背景。

DBRSは前週末、ポルトガルのセンテノ財務相に対し同国の強固な財政状況に完全に満足していると伝え、これを受けセンテノ財務相はDBRSの見解は格付け維持の展望をもたらすとの見方を表明。これを受け、ポルトガル10年債<PT10YT=TWEB>利回りはこの日の取引で約16ベーシスポイント(bp)低下した。トレードウエブによると1日の下げとしては6月28日以来の大きさとなる見通し。

一方、独10年債<DE10YT=TWEB>利回りは3.5bp上昇し、0.06%と3週間ぶり高水準を付けた。ラボバンクのストラテジスト、リン・グラハム・テイラー氏は「英ポンド安を受け英国債が売られたことで独連邦債の売りも誘発された」と指摘。「前週取り沙汰されたECBによるテーパリング(量的緩和の縮小)をめぐる思惑による影響も残っている可能性がある」としている。