[東京 11日 ロイター] - 午後3時のドル/円<JPY=EBS>は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル高/円安の103円後半だった。午後の取引で104円台に上昇する場面もあったが、高値では輸出勢などの売りが頭を抑えた。

ドルは午前の高値103.99円を付けた後、しばらく103.80─90円台でもみ合っていたが、午後2時半頃に104.04円まで上昇、10月6日以来の高値を付けた。

先週、年初から上値を抑えていたテクニカルのレジスタンスラインを突破し、市場の目線は上方向に向いているという。ただ、高値では戻り売りニーズもあり、104円台では上値が重くなった。「104─106円台は輸出勢が戻りを待っていたゾーン。上昇機運はあるが、輸出のドル売りに行く手を阻まれている」(国内金融機関)とし、売り買いが交錯しているという。

午後はエバンズ米シカゴ地区連銀総裁のコメントが伝わったが、市場の反応は限定的だった。総裁は米国が12月に利上げしても問題ないかもしれないが、利上げ決定前に景気・インフレ動向を見極めたいとの認識を示した。

<午前は104円台に乗せきれず>

午前のドルは、原油高、株高、ポンド安となった前日海外市場の流れを引き継ぎ、一時103.99円まで強含んだ。上昇した場面では短期筋や国内輸入企業、投信などの買いが入っていたとされる。日経平均株価が1万7000円を超え、堅調に推移したこともドル/円の支援材料となった。

ただ、投機筋のドルロングポジションが2カ月ぶりの高水準となっている。104円台では投機筋の利益確定売りニーズや実需の売りがあるとみられ、ドルは午前中に104円を付けきれなかった。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 103.99/01 1.1121/25 115.65/69

午前9時現在 103.69/71 1.1139/43 115.51/55

NY午後5時 103.60/62 1.1138/43 115.36/40

(為替マーケットチーム)