[ソウル 11日 ロイター] - サムスン電子<005930.KS>は11日、安全性の問題から最新スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーノート7」の生産と販売を終了したと発表した。

サムスンはノート7のバッテリーから発火が相次いだことから9月上旬に250万台のリコール(無償回収・修理)を発表。だが交換後の製品からも発火が起きたため、通信事業者に同モデルの販売・交換を停止するよう要請し、所有者には電源を切り使用を中止するよう求めていた。

サムスンは「消費者の安全を第一に考え、ギャラクシーノート7の生産と販売を終了することを決定した」とした。

サムスン株はこの日の取引を8%安で終了。1日の下落率としては2008年以来最大となり、時価総額約200億ドルが消失した。

サムスンは米アップル<AAPL.O>の最新型「iPhone(アイフォーン)」と競争すべく8月にギャラクシーノート7を市場に投入。その約2カ月後に生産と販売終了に追い込まれたことで、同社の品質管理が疑問にさらされるだけでなく、財務面で大きな重しを抱えることになる。

アナリストは、ギャラクシーノート7の生産と販売の終了によるサムスンの費用は最大170億ドルに上る可能性があり、消費者の間で同社の他の製品を敬遠する動きが出る恐れがあると指摘。

金融アナリストのリチャード・ウインザー氏は「サムスンのブランドに対する被害は計り知れない」としている。

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