[東京 11日 ロイター] - アサヒグループホールディングス<2502.T>は11日、SABミラーが保有していたビールブランド「ペローニ」と「グロールシュ」、「ミーンタイム」など欧州4事業の買収手続きを完了したと発表した。買収額は25億5000万ユーロ。発表時よりもユーロ安が進んだことで、円換算では約2945億円となった。アサヒは買収したブランドのグローバル展開や「スーパードライ」の欧州におけるプレゼンス拡大を図る。

買収対象事業の2016年3月期の売上高は約860億円、営業利益は約150億円。今回の買収により、アサヒの海外売上高比率は約16%に拡大する見込み。

アサヒはロンドンに欧州本社を設置、買収事業を統括する。

小路明善社長は「この買収を転換点として、日本発の強みを活かすグローバルプレーヤーとなるべく、大きく舵を切る」とのコメントを発表した。すでに統合作業のためのチームも現地に入っており、シナジー創出に向けて作業を行っている。同社にとって最大規模だった案件の買収が完了したことで、次なるアクションに目を向ける体制も整いつつある。

(清水律子)