[ロンドン 11日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)の金融行政委員会(FPC)メンバーに就任したアニル・カシャップ氏は、欧州連合(EU)の銀行が抱える問題が英銀に及ぼすリスクに対し懸念を表明した。議会委員会に提出した文書で述べた。

カシャップ委員は「欧州の銀行を起因とするストレスの波及、および欧州銀と英銀におそらく間接的なつながりがあるのではという点を非常に心配している」と指摘。

「欧州銀大手の一角が抱えるぜい弱な状況は最大の懸念材料だ。われわれは欧州大陸の銀行大手が資本増強を迫られた場合の波及経路について、全体像を完全には理解していない」とした。

財務不安が浮上しているドイツ銀行<DBKGn.DE>をめぐっては、投資家の懸念は将来の収益性でり、現在の資本状況ではないとの認識を示した。

最近のポンド急落については、まだ英国の金融安定へのリスクは生じていないとし、さらに大幅な動きがあっても銀行の健全性に関する懸念にはつながらないと述べた。

FPCは、金融危機の再発防止に向けた抜本的な改革の一環として2011年2月に中銀内に新設された。